2009/11/28

新聞の再定義

なかなか面白いですね。

quoted from:産経新聞iPhoneアプリ上でインサイトが走る--電通などが広告配信実験:マーケティング - CNET Japan

電通ヤッパと組んで、電子新聞や電子雑誌における新たな広告配信手法を開発した。動画広告の配信や電子クーポンの配布、企業サイトへの誘引などができるという。

例えば本田技研工業の広告では、広告枠の中でハイブリッドカー「インサイト」が回転し、新聞紙面上を走り回る。その後に登場するボタンを押すと、GPS情報から取得した最寄のディーラーを地図で表示するほか、電話での問い合わせや資料請求できるようにする。また、より詳細な情報が掲載されている企業サイトへも誘導する。

また、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの新聞広告では、新しく配給する映画「2012」のプロモーション・ムービーをそのまま動画で視聴できるようにし、最寄の映画館情報や、公式サイトへのリンクも表示する。

 

産経新聞iPhone版での広告 本田技研工業の広告
広告配信画面 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの広告


ヤッパが絡んでいるところを見ると、細かい技術的なところも面白そうではあるのですが、基本的には、WEBの広告マーケティングと同じですよね。

ただ、違うのは、コンセプトとしてあくまでも「新聞」であること。ネタとしては、未来的な描写(バックトゥザフューチャーの2020年の新聞とか)やファンタジー的な描写(ハリーポッターの「日刊予言者新聞」とか)として、「動く新聞」というのは新しくは無いのですが、「電子ペーパー」はちょっと違うなぁ、とも思っていたんですよね。「これ、ディスポーザルには向かないなぁ」と。

そういった訳で、iPhone が電話でありながら、情報端末として定義されたように、技術だけではなく、それがどのようなコンセプトで実現されるべきか、というのが、重要になってきているのかな、と最近感じる次第です。(まだ、コレが成功するとは限らないのですが)

なぜ、そのようになってきているのか?を考えてみるのは楽しそうです。