ずいぶん古いネタでいまさらですが。
quoted from:「2と1は等しい」 数学界で論議
「2と1は等しい」 数学界で論議
2と1が数学的に等しいことを証明したとされる論文が数学界で話題になっている。今年1月に提出された1ページにも足りない小さな論文だが、いまだに反証できておらず、このままでは数学の根本条件そのものにぐらつきが生じる可能性もある。
今回の論文は2と1が等しいという、一般的な通念とは大きく異なる結果を示しており、万が一この論文が正しいということが証明されれば、ユークリッド幾何学の根本を揺るがす大きな一石となることは間違いない。
いわゆるひとつのジョークというやつですね。プログラムをやってる人や代数幾何の授業をまじめに受けていた人は瞬時に気づくと思います。
ゼロ除算はそもそも未定義なので、4行目の式から5行目の式へは移行できない、ということですね。
こういうあからさまに結果がおかしい「2=1」みたいな結論も、それっぽくロジックを組むと、それっぽく見えてしまうあたりが、人を騙すときのミソなんですかね。
会社で仕事をしていると、こういう理論をよく見かけるんですよね。結論は明らかに間違っているのに、そこまでのプロセスに間違いがあることを認めない、というか疑わない、という事態がよくあります。
結論が明らかに間違ってたら、そりゃ、そこに行くまでの間にどっか間違いがあるんとちゃうのん?と普通に私は思うのですが、上の例のように明確に指摘できないことも多いものです。で、指摘できないから間違っていない、という論理展開、という悲しいスパイラル。
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