2009/02/28

経営破綻への道か?



quoted from:NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載

GM・クライスラー、追加支援要請 労組との協議合意せず

【ニューヨーク=小高航】深刻な経営難に陥っている米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーは17日、米政府に経営再建計画を提出した。GMは2011年までに最大で166億ドル(約1兆5000億円)の追加支援が必要と説明。14工場の閉鎖や4万7000人の従業員削減も打ち出した。クライスラーは50億ドル(約4600億円)の追加支援を要請。大規模リストラ策を新たに盛り込んだ両社だが、最大の焦点である債権者や労組との協議は合意に至らず、抜本的な解決策を示せないまま政府支援額が膨らむ可能性が高まった。

GMとクライスラーは17日夕、それぞれ再建計画を提出。政府は今後、両社の計画を精査した上で、3月末までに計画を承認するかどうか判断する。承認しなければ融資の即時返済を求め、経営破綻が現実味を増す。

GMは昨年末の政府支援決定を受け、すでに134億ドルのつなぎ融資を受けている。今後2年で必要な政府支援額が、すでに受け取った額の倍以上の計300億ドルに膨らむ可能性がある。 (11:34)


倒産が少し現実的になってきましたね。回復のシナリオが見えませんが。。。。
果たして、弱者連合でどうにかなるのか、というと疑問な気もします。

#どうも、政治的決着として、無理矢理買い取らせる、なんてシナリオもあるようで、トヨタの人は、GMに潰れてもらうと大変困る、と言ってました。

いずれにせよ、高人件費をどうにかしないと、どんだけカネを突っ込んでも、回復は難しそうです。とはいえ、アメリカの現行労働者の賃金が高い訳では決してなく、いわゆる退職者の年金や退職金や医療保険が大きいためで、そのツケを現労働者に押しつけるのは、それはそれで理不尽な気もします。難しいですね。結局は、どの局面にもいえるのですが、「売り上げも成長も右上がりを前提」なので、そうじゃなくなった時に、ボロが出てきてしまう、という訳ですね。

#日系企業はまだ、退職者が殆どいないため、このコストが掛かっていない状態。ただし、いずれはかかってくるコスト。

トヨタは、いずれ同じ問題に直面することが分かっているので、対策を取り始めているようです。

レガシーコスト対策

海外展開するときは、もう少し先のことまで考えないといけないんですかね。とはいえ、日本企業の視点もド短期になりつつあるようにも思えますが。。。

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