2009/06/28

Google対抗?

いいぞ。もっとやれ。

quoted from:蔵書 デジタル化 国会図書館加速 jino/ウェブリブログ

グーグル検索に対抗
米グーグルによる書籍の全文ネット検索サービスに対抗しようと、国立国会図書館は蔵書のデジタル化を加速察せる方針を固めた。今年度の補正予算案に約127億円を計上。年間総額は前年の約100倍の規模で、今年度中に国内図書の1968年刊行分まで計約77万3千冊を電子化する計画だ。
同館の蔵書は全部で917万冊。このうち明治・大正期に刊行された書籍の一部、約14万8千冊をデジタル化してネットで公開しているが、蔵書の1.6%にすぎない。
補正予算案が認められれば約92万冊、同館の国内図書の4分の1近くのデジタル化が終わる計算だ。ネットで公開するには著作権処理も必要だが、同館は1945年までに刊行の国内図書の権利処理を今年度中に終える計画をたてている。(朝日新聞2009.5.13.)

去年だったか、国会図書館が面白いことやってるなー、と思いましたが、その後どうなったかを少しだけ調べてみたら上記のようにまだ続けているようですね。

どうも、動機がアレではありますが、なかなか「みんなのためになること」をやろうとする姿勢は評価しないといけませんね。同じ文科省でも局が違うとずいぶんと文化が違うようですな。

某課はISSUEの設定の時点でおかしいと思うんですよね。ユーザー(国民)が求めているのは、「透明性」なので、お金の流れが分かるような仕組みを考えます、で答えの方向性は出るハズなのですが、どんどん話はネジれてもはや収集がつかなくなりつつあるように見えます。手段と目的が逆転してませんか?背景が色々あるのはなんとなく理解はしますが。。

quoted from:「iTunes Store」が米国音楽小売り販売で首位に,Appleが調査結果を引用:ITpro

米Appleは米国時間2008年4月3日,同社のデジタル・コンテンツ配信サービス「iTunes Store」が,米国の音楽小売り販売において米Wal-Martを抜いて首位に立ったと発表した。

同社が引用した米NPD Groupの調査結果によれば,2008年1~2月に米国で販売された楽曲数(CD1枚は12曲で換算)では,iTunes Storeが最も多かったという。

iTunes Storeは,昨年7月に音楽ダウンロード販売が30億曲を突破し,その時点で音楽小売り分野で全米3位につけていた(関連記事:「iTunes Store」の楽曲ダウンロード販売が30億曲を突破)。

Appleによると,iTunes Storeは現在,600万曲の音楽カタログを保有し,ユーザーは5000万人にのぼる。これまで40億曲を販売している。



まぁ、そんな島国内の小競り合いなどお構いなしに、iTunes は50億曲を売り、文字通り一大市場を築きつつあります。経済のパワーというのは凄いですね。もちろん、ユーザーのパワーも。

ユーザーに受け入れられない仕組みは、それがどんなに理想的であっても、所詮は絵に描いた餅です。そしてその絵に描いた餅にたかる虫など笑い話のネタぐらいにしかならないような気がします。

DRMだ、コピーワンスだ、と小さな小さなことに捕らわれているのは、日本人である私としては少し残念です。”それ”は手段にしか過ぎなかった筈なのに。

2009/06/22

エクセル小技

エクセルって小技がとても多いのですが、下記はマウスのダブルクリックだけを使った小技のまとめです。書式コピーのロックって知らなかった。案外役に立つと思います。エクセルの使い方が違うとデータ整理の時間が少しだけ短縮されますよね。
あと、ファンクションキーも覚えておくと結構便利です。私はALT+F11(マクロエディタ)、F11(グラフ描画)、F12(名前をつけて保存)を良く使います。

quoted from:あなたは知ってる?ダブルクリックだけでできるExcelの小技いろいろ - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ ~

 

これは良いまとめ。ダブルクリックでできるExcelの小技いろいろですね。個人的に知らないものもあったのでざざっと紹介してみます。

なお、いまだにExcel 2000を使っているので(最新版使いにくくない?)、それでもできるものだけをピックアップしましたよ。

  • 列の幅を自動調整

    adjust-column-widths

    これはよくやりますね。列を選択して(複数もOK)、列の間の線をダブルクリックすると幅を自動調整してくれます。

  • 画面分割

    add-splits-to-excel-spreadsheets

    上のアニメにあるように右側のちょっとしたところをダブルクリックすると画面分割されます。元に戻すときは同じところをダブルクリック。

  • 自動でデータ入力

    auto-fill-series-or-formulas

    これ、便利すね。ここまで自動入力したい!って思えるようなところでダブルクリックするとそのとおりになりますよ(上のアニメーション参照)。Excelってすごかったのね・・・。

  • データが入っている最後のセルに移動

    go-to-last-cell-in-table-row

    これ、知らんかった・・・データが入っている最後のセルに移動できますね。どの枠をダブルクリックするかで移動する方向も選べます。賢いな!

  • 繰り返して使う機能をロック

    lock-format-painter

    これもわりと有名ですかね。「貼り付け」ボタンなんかはツールバーでダブルクリックするとロックされて繰り返し使えますよね。単純作業を繰り返すときに便利。

    2009/06/20

    NPlot 覚え書き

    Visual Studio で Delphi のTeeChartモジュールのようなグラフを描画したいなーと思ってCrystalReportを少し触ってみましたが、元々帳票出力モジュールで、かつ、あまりにもあまりな見た目でげんなりしたので、少し探してみる。

    が、「PictureBoxにGDIでゴリゴリ書きましょう」みたいな答えが多い。うーん。まぁ、そりゃそうなんだろうけど。

    で、もう少し探すと、NPlotというモジュールを発見した。しかし、VisualStudio2005以降で使うには少し手順が必要だったので、ここにメモ。

    1. .Net Framework1.1 SDKをインストール
    2. MSBeeをインストール
    3. Nplotを適当な場所に解凍
    4. 参照設定でNplot.dllを登録
    5. Nplot.dll のファイルをドラッグアンドドロップで、VS2005 IDEのツールボックスに放り込む
    6. コントロールの「全般」タブに「PlotSurface2D」が出現
    7. あとは普通にコントロールとして使える

    最初の.Net Framework1.1 SDKとMSBeeのあたりは、Readme.txtを読まないと気づかないので注意。

    Nplotが.Net1.1 環境が必要なこと、VS2005から.Net1.1へリンクするためにMSBeeが必要、ということのようです。

    使い勝手ですが、なかなかシンプルで個人的にOKです。

    2009/06/16

    投資クラブについて

    投資クラブというものを作って、株式取引をしています。割と仲の良さげな連中が5人集まって、月に一回、あーだこーだーと議論しつつ、株を売買する、という愉快な集まりです。こないだ一人増えて6人になりました。ヤッタネ。

    組織としては任意組合です。マンションの住人組合なんかと同じ扱いです。で、無限責任です。もちろん、組合なので原則的には「勝手に抜けたりしない」「資産やお金の変動がある場合は全員の確認が必要」なのですが、それは、規約次第で機動的に変えることができます。我がクラブの場合は、株式売買の意志決定→過半数、人員の増減、減資、増資の場合→4/5以上の賛成となっています。

    すでに1年が経過し、決算時期を迎えて少し気になった点をメモしておきます。

    • 特定口座は開けない

    投資クラブは人格を持ちません。多分。なので、特定口座は開けません。もちろん、投資ファンドとして組織変更することは可能です。ただし、説明責任が出てくるので、かなり手間が掛かるでしょう。ここらへん、今法律的にどうなのかをちょうど勉強しているところなので、まとまったらまたメモします。

    で、特定口座が開けないとどうなるか、というと、株式の利益/損失による税務申告は、個人ごとにやらなければならない、ということです。株式取引を普通にやっている人はよく分かるかと思いますが、年間取引履歴とともに、投資クラブの損益分を出資比率に応じて按分して、自分の分として追加して申告する必要があります。

    • 思ったより意志決定ができない

    だいたい週末、金曜日の19時ぐらいから例会を開催しているのですが、当然、全員社会人なので、株式売買の意志決定の過半数がそもそも揃わない、ということが多々ありました。というか、日本に居ない人も結構いて、困りものです。権限委譲が可能なように規約を変更しましたが、人数が少ない、というのはずっとネックになりそうです。個人的なベストは10人ぐらい、という感触です。

    また、スカイプ等を利用したテレビ会議等も試してみたのですが、どうにも厳しいです。相手の顔を見たいんじゃなくて、同じ画面で議論したいので、画面共有が最も重要なのですが、なかなか良いものがありません。VNCは鬱陶しいですしねぇ。あと、インフラがない。そこそこの回線速度となると、家になってしまう。E-mobileではちょっと厳しそう。

    • 会議できる場所がない

    無いです。本当に無い。今は、カラオケ屋でやっていますが、厳しい。けど、貸会議室なんて都会に行かないと無いです。あと、家も皆バラバラなので、個人宅に集まるのも厳しい。カラオケ屋は携帯がつながらないことも多く、結構厳しいです。やはり、ネット接続環境、ホワイトボードぐらいは欲しいけど、これを満たす施設はあまりない。毎回困る。

     

    ちなみに、我々はリーマンショックの一週間ほど前に全資金を引き上げたので、経済危機の影響を神がかり的に回避しました。いや、ほんと、神がかってましたね。すごい。ヤッタネ。

    2009/06/13

    アプローチの仕方

    そうそう。キャズムを読んでおいて全然気づいてなかった。

    僕はSNSやブログのアナウンスにメールを使っていた。そして、たくさんの人に同時同報していた。

    それじゃ駄目なんだ。何で気づかないのか。

    僕がまずアプローチしなければならなかったのは、アーリーアダプタ層だったはず。そして、この層へのアプローチの仕方は基本的にOne to One でなくてはならなかった。

    何も無い状態でマス向けに発信すれば、反応が返ってくるのは、2.5%のイノベータ層だけ。わざわざ、効率が悪いやり方をする必要は無かった。これだと、潜在的にポテンシャルがある人も、「フツ-の人」へ落ちてしまう。

    だから、私が取るべきだった方法は、身近で、WEBリテラシーが高く、好奇心が強い人物を捜して、

    「ブログをやっています。ぜひともあなたには、見て欲しいし、できれば参加して欲しい」と1対1でお願いするやり方だったかなー、と思う。というか、今後はそうしようと思う。

    ただ、、、たった今、7秒ほど考えてみたのだけど、そういう人、つまり、好奇心が強く、WEBリテラシーも高く、文章を公開することに違和感を持たない人、という人が私の周りには見あたらない。というか、めぼしい人にはもう声を掛けていて、で、そっから先が見えない。あ、一人見つかった。20秒も掛かった。

    うーん。いいのかなぁ、これで。

    ウチの職場は、スケジューラは未だにホワイトボードがメインなんだよなぁ。ていうか、「スケジューラ」という言葉自体、ほとんどの人が知らないんだよなぁ。

    まぁ、チームで仕事することがないから、別にいいのかな。誰が何の仕事をしているか、誰も把握していないしねぇ。

    うーん。なんで会社に来てるんだろう。SOHOでもいいような気がしてきたぞ。

    Google wave が凄そうな件



    quoted from:次世代コミュニケーションツールGoogle Wave(良記事&デモ動画) - EC studio 社長ブログ

    ●Google Waveとは

    Google Waveはメール(コミュニケーション)を再発明したというように、
    全く新しい概念です。

    Google Waveでできる機能をEC studio で使っているツールでまとめれば

    メールをCCで送り合う情報共有+スカイプのグループチャットのような
    リアルタイムコミュニケーション+Google ドキュメントの同時編集+
    TeamViewerで相手のPCを遠隔操作するようなデスクトップ共有+
    Camtasiaでデスクトップをキャプチャーしている操作を
    YOUTUBE的に動画でプレイバックができるというもの。

    さらにここからは今までにない概念ですが、
    ソーシャルネットワークやTwitterともGoogle Wave内で
    リアルタイムに融合できる、その上に40もの異なる言語間で
    リアルタイム翻訳機能でコミュニケーションができるという
    ところまでが2日前に発表された内容です。



    コミュニケーションツールとしてのプラットフォームを1から作り直してみよう、というのが動機だそうで。メールはそろそろ、コミュニケーションツールとして用をなさなくなりつつある、ということなのでしょうか。たしかに、増え続けるメールの情報量は、もはや、電子メールというプラットフォームでは根本的な解決が難しいように思います。というか、メール多すぎだと思います。

     

    デモを見たのですが、すばらしいのは、全てがリアルタイムということ。キャッチボールじゃないんですよね。実はチャットですら、「1行ずつのキャッチボール」で、シリアル通信なんですよね。こと、ルールが決まっている、などの条件下では、シリアル通信が速いのですが、人間のコミュニケーションはパラレルが基本ですよね。話を聞きつつ、次に言うことを同時に考えているし、相手の話の途中で、こちらから割ってはいるのは当たり前です。

    これがやっと実現しそうな感じですね。

     

    あと、どうやって儲けるのか?という質問に「まだ分からない」と答える辺りが、ビジョナリーな感じで外野の私はワクワクします。Googleの存在理由は「世界中の情報を整理しつくすこと」なので、金儲けはあくまで手段、ということなんでしょうかね。人はパンのために生きているわけではない、と。

    やっぱりGoogleは面白いなぁ。

    2009/06/12

    2-6-2

    黄金比、ではないけど、それに近い比率をよく見かけます。感じる。もしくは思い込みかも。

     

    • Good Thing だけど数が少ない→全体の2割
    • 影響を受けない。普通。→全体の6割
    • Bad Thing で数が少ない→全体の2割

    こんな感じ。

     

    例えば、会社で「昼休みに勉強会を開催しまーす」と言うと、

    2割の人は、「面白いねー」と言い、6割の人は「ふーん」といい、残り2割は「ウザー」と言う、といった寸法。

    人間の意志決定が絡む分布は、結構これに近い分布形状をしているような気がします。気がしてならない。気がしてならいのさジョニー。

    似たようなもので、パレートの法則と呼ばれる非法則的経験則がある。影響力を持つのは全体の20%の何かで、80%は普通、というやつ。いや、本来はちゃんとした法則なのかもしれないけど、派生したものたちは、法則と呼ぶにはあまりにも酷い。酷すぎるのさジョニー。

    全体の20%のやつが、全体の利益の80%を稼いでいて、残り80%の有象無象どもが20%ぽっちの利益しか稼いできていない、とか。結構酷い言いようです。僕は泣く。

     

    もともとパレートの法則は、金持ちと貧乏人の分布は、だいたいどの国も20%-80%になる、というところから来ている。金持ちはより金を儲けやすく、貧乏人はより貧乏になりやすい、という状況がn世代続いて、で、このnがある程度の数まで回ると、20%-80%ぐらいの分布で固まってしまう、ということなのだろう。GAっぽいですな。違うか。あと、泣く。

     

    似たような分布に、キャズムの顧客分布がある。

    キャズムのやつは、どうやってあの数字を出したのかはよく知らないのだけど、

    • イノベータ 「新しいモノ好き オタク層 コストパフォーマンス無視」 2.5%
    • アーリーアダプタ 「新しい物好き コストパフォーマンス重視」 13.5%、
      • 大きな溝-------------------
    • アーリーマジョリティ 「多くの人が買ってたら自分も買う 早めに追従」 34%
    • レイトマジョリティ 「ほとんどの人が買ったら自分も買う」34%
    • ラガード 「新しいものには絶対に手を出さない 完全無関心層」 16%

    という分布をしていて、なんとなく、「あーそうかもー」と思わないでもない。

    とりあえず、技術的に新しい商品は、アーリーアダプタに良さを認めて貰って、アーリーアダプタ層が「これ良いから買えよー」とアーリーマジョリティに勧めるように仕向けろ、とのこと。マジョリティ層に売っていかないと数は出ないよ、と。

    ハナっから、富裕層向けで、一般層は相手にしない、なんてのは失敗しやすいよ、と。まぁ、それもそうかも、と思う。

     

    社内の企画やアイデア案などを見ると、結構「富裕層向け」なんて文字が躍っていることがあって、「あーあー」って思ってしまうことも多い。

    富裕層向けなんてのは、リスクが大きすぎて固定費が高いところでは、まず失敗するんだよねぇ。アラブの金持ち限定とかなら大丈夫だけど。富裕層向けの基本は少数精鋭部隊で、失敗してもすぐに切り捨てれるようにしておかないと。泣く。

    ものの本には、「ラガード層は相手にしちゃ駄目ッ」なんて書いてある。それはそうだとは思うけど、これもなんだか結構酷い気がする。

    個人の経験上、勉強会をやりまーす、とか、社内ブログをやってみまーす、とか、社内SNSを立ち上げましたー、とアナウンスしたけど、興味を持って、参加した人は、きっちり、かっちり、1~3%に収まった。びっくりするほど綺麗に。なので、「イノベータが2.5%」というのは、そんなに間違っていないように思う。変なことに興味を持って、大して得にもならないことを、かつ、それを行動に移すなんてのは、世の中ではかなりのマイノリティである、ということなんだと思う。

    あと、更に個人の経験としては、ラガードの中にはもうひとつ、イノベータの対極として、「レジスタンス」が居るように思います。ていうか居ます。必ず。

    いわゆる抵抗分子ですな。割合はイノベータと同じで2.5%ぐらいのイメージ。彼らは完全保守で、新しいものを積極的に排除、むしろネガティブキャンペーンを行う、という非常になんというか、そのモチベーションをもっといい方向に持っていけないのか?と思わずにはいられない、個人的にはあまりお近づきになりたくない連中です。つまり、ラガードは13.5%でレジスタンスが2.5%かなー、と。

    どうでもいいけどラガードって”のろま”って意味ですな。酷い言い方だと思うなぁ。恨みでもあるのか?

    この分布は新製品マーケティングの基本っちゃー基本なので覚えておいてもいいかもしれない。というか、いわゆるフツーの人間たちの分布は、だいたいこんなモンな気がする。もちろん、市場はこんな画一的ではないんだけど。フレームで考えれば、フレームから抜けれなくなるしね。

    種の保存の戦略からこのような分布になっている、という説もある。蟻の集団行動などにも、ある一定の割合の蟻はケッタイな行動をして、普通では見つからないエサ場を発見するような仕組みがあるそうだ。

    ちなみに、アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間に大きな大きな溝があって、これをキャズムと言っている。新しい物好きを捕らえた後に、どうやってメジャーどころに持っていくか、というのが課題、という話。

    (キャズムについては、なかなか面白いので、また後で何かを書いてみよう。)

     

    さて、話がそれたけど、この手の法則のおもしろさは、この分布が、「それっぽいような気がする」というところ。

    実際に、2-6-2が2.5-5-2.5になったとして、その分布の違いを私は認識できるか?というと、それはNO。

    というよりも、2-6-2とか20:80というのは、なんというか、とても分かり易い。同様に50:50なんかも分かり易い。

     

    だから、「人は、現象を、単に自分の分かり易いフレームに当てはめて考えてしまうだけなのでは?」という疑念が沸く。

    しかし、この疑念「人は自分の都合の良いように現実を解釈する」というのも、分かり易いフレームワークである。

    そうすると、その考え自体も単にその方が分かり易いから、というだけかもしれない、という永久ループに陥る。

     

    ぐるぐるぐるぐる

     

    さよーならーーー

    2009/06/09

    最初と最後

    最近、ネット界隈で見かける文章。なかなか面白い。

     

    こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
    この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
    にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
    じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
    わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
    どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
    ちんゃと よためら はのんう よしろく

     

    順番にコーディングするんじゃなくて、最初の数文字で予測変換して、最後にCRCチェックをしている、みたいな感じなのかなー、と思ったら、チャンク処理じゃないのか?という意見を貰った。確かにそうかも。

    人間の脳が一度に取り扱えるオブジェクト数はそれほど多くなく、せいぜい7~10個ぐらい。そうすると、どんどん塊にしていかないと、一度には扱えないことになる。

    おそらく、文章というか言葉もチャンク化されていて、先頭と終端が検索端子になっている、のかなーとか思いました。

    正確性や可逆性をとりあえず後回しにして、認識速度を向上させている、ということなんでしょうかね。それほどまでに、コミュニケーションというのは人間にとって大事ということなのかもしれません。いや、リアルタイム認識が重要ということですかね。

    劇四団季 東京に新場劇 来春 年万30間人の 観動客員 目指す

    ちなみに漢字等の表意文字でも、ある程度のチャンク化がされているようで、文字入れ替えを行ってもそれなりに効果がありそうです。効果ってなんだ?

    ただ、ひらがなや英字などの表音文字のみの入れ替えに比べれば若干違和感があります。意味記憶としてのタグ付けがされているからでしょうか。記憶に対するアクセス経路が違うのかもしれません。

    と、知らないなりに色々想像できて面白いですね。

    2009/06/04

    国際競争力

     

    2009年のランキング(動画)

    日本は17位にランクアップしました。

    09年の競争力ランキングが発表されました。評価軸については、よく知らないのでツッコミませんが、自分の中の感覚的なランキングとそれほどは乖離していないように感じました。競争力を考えるときには、

    • 成長性
    • 優位性
    • 優位の持続性
    • 安定性・リスク回避能力
    • 効率

    あたりがパッと思いつくのですが、どちらかというと、優位の持続性や国としての安定性が高く評価されているような感じがしますね。

    日本がドイツが上昇したことや特徴として挙げられています。