2009/06/16

投資クラブについて

投資クラブというものを作って、株式取引をしています。割と仲の良さげな連中が5人集まって、月に一回、あーだこーだーと議論しつつ、株を売買する、という愉快な集まりです。こないだ一人増えて6人になりました。ヤッタネ。

組織としては任意組合です。マンションの住人組合なんかと同じ扱いです。で、無限責任です。もちろん、組合なので原則的には「勝手に抜けたりしない」「資産やお金の変動がある場合は全員の確認が必要」なのですが、それは、規約次第で機動的に変えることができます。我がクラブの場合は、株式売買の意志決定→過半数、人員の増減、減資、増資の場合→4/5以上の賛成となっています。

すでに1年が経過し、決算時期を迎えて少し気になった点をメモしておきます。

  • 特定口座は開けない

投資クラブは人格を持ちません。多分。なので、特定口座は開けません。もちろん、投資ファンドとして組織変更することは可能です。ただし、説明責任が出てくるので、かなり手間が掛かるでしょう。ここらへん、今法律的にどうなのかをちょうど勉強しているところなので、まとまったらまたメモします。

で、特定口座が開けないとどうなるか、というと、株式の利益/損失による税務申告は、個人ごとにやらなければならない、ということです。株式取引を普通にやっている人はよく分かるかと思いますが、年間取引履歴とともに、投資クラブの損益分を出資比率に応じて按分して、自分の分として追加して申告する必要があります。

  • 思ったより意志決定ができない

だいたい週末、金曜日の19時ぐらいから例会を開催しているのですが、当然、全員社会人なので、株式売買の意志決定の過半数がそもそも揃わない、ということが多々ありました。というか、日本に居ない人も結構いて、困りものです。権限委譲が可能なように規約を変更しましたが、人数が少ない、というのはずっとネックになりそうです。個人的なベストは10人ぐらい、という感触です。

また、スカイプ等を利用したテレビ会議等も試してみたのですが、どうにも厳しいです。相手の顔を見たいんじゃなくて、同じ画面で議論したいので、画面共有が最も重要なのですが、なかなか良いものがありません。VNCは鬱陶しいですしねぇ。あと、インフラがない。そこそこの回線速度となると、家になってしまう。E-mobileではちょっと厳しそう。

  • 会議できる場所がない

無いです。本当に無い。今は、カラオケ屋でやっていますが、厳しい。けど、貸会議室なんて都会に行かないと無いです。あと、家も皆バラバラなので、個人宅に集まるのも厳しい。カラオケ屋は携帯がつながらないことも多く、結構厳しいです。やはり、ネット接続環境、ホワイトボードぐらいは欲しいけど、これを満たす施設はあまりない。毎回困る。

 

ちなみに、我々はリーマンショックの一週間ほど前に全資金を引き上げたので、経済危機の影響を神がかり的に回避しました。いや、ほんと、神がかってましたね。すごい。ヤッタネ。

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