2009/09/01

さすがトヨタさん抜け目がない

記事を読んで、そう思ってしまった。穿った見方だろうか。

quoted from:トヨタ、仕入れ先の設備メーカーの人員受け入れ:日刊工業新聞

トヨタ自動車は、仕入れ先の設備メーカーの人員を200―300人規模で受け入れる。すでにグループ会社の設備メーカーなどから数十人規模で受け入れており、これを順次拡大する。販売が好調なハイブリッド車「プリウス」の生産ラインなどで受け入れる。トヨタの設備投資抑制で、設備メーカーは新規設備の受注が激減していた。トヨタは従業員受け入れにより、人員が余剰となっている設備メーカーを側面支援していく。


トヨタは強か(したたか)だと思う。

当然、受け入れる人員は「余剰人員」では無いはずだ。そういう要求をしていると思う。僕が人事部であればそうする。

同時に、派遣法への対応としてのテストも兼ねているんだと思う。「余剰」になれば、戻す。僕であればそうする。人件費の固定費化は避けなければならない。中国での販売を強化することを考えれば、そうせざるを得ない。

そして、設備メーカーは背に腹を変えられないから、でもエース級を出すと自分も困る、ということで、悩んで悩んで、「ソコソコ」の人材を引き取ってもらうのだろう。

当然、側面支援の意味合いも大きいと思う。足下が崩れると困るのはトヨタ自身だということはよく分かっている。だから、生かさず殺さず。これが強者の基本戦略。トヨタは基本に忠実だ。この点は好意が持てる。

と、想像してしまった。
どうも勘ぐり過ぎのような気がする。もっと、素直に記事を読んでもいいと思う。

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