quoted from:安定した金融システムには厳しい規制が必要=米財務長官 | Reuters
[ロンドン 5日 ロイター] 米国のガイトナー財務長官は5日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議閉幕後の記者会見で、安定した金融システムを確保するためには規制を強化する必要があり、銀行の報酬などの問題の解決を市場に委ねることはできない、との考えを示した。
ガイトナー長官は「改革の道筋となるべき中核の基準や原則ではかなり広範囲な合意がなされたと思う」としたうえで「その進め方についてコンセンサスができるか金融安定理事会(FSB)に検討してもらう」と述べ、高い報酬をもらった銀行家による過度にリスクをとる行動が金融危機の一因との認識で一致していると指摘した。
まぁ、そりゃ一因ではあるでしょうけど。。。問題の本質でしょうか。
確かに、機関投資家は、自分の背負えるリスクの限度を遙かに超えてリスクを取っちゃうんでしょうね。失敗したって、一応ルールを守っていれば、クビ程度ですしね。(ちゃんとした手順を踏んだ上でも、損害賠償請求される可能性がある、というのなら話は別でしょうが)
そういう暴走を防ぐために、取締役が設定されていて、で、法律上では、かなり厳しく損害賠償請求されてしまうので、「あんまり無茶せんといてな」と「取り締まる」はずです。
。。。だったのですが、はて、そのシステムは機能していたんでしょうか?
報酬制限すると、リスクを取らなくなる、といえばそうかもしれませんが、リスクを取らないのも問題ですよね。必要な投資が行われなくなりますしね。
重要なのは、リスクとリターンの関係が見えるかどうか、だと思うのです。
どうも、「皆同じようなことしているんだから大丈夫だろう」という理屈は、それは理論でも何でもなくって、単なる精神安定剤や顧客に対する言い訳として使いやすい、というだけだと思うんですよね。赤信号は、やっぱり何人で渡ろうが危険なんです。今回の危機は赤信号が遠めで見えるような気がするけど、見ないことにした、というところでしょうか。
なんにせよ、もう少し、「人を脅す」だけでなく、スキームとしてより安全かつ健全なシステムは何か、というところを、、、、きっと議論していますね。素人がそう思うぐらいですから。(^^;)
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