2009/05/06

国の経営状態は?



quoted from:民間の視点で見た 追加経済対策15兆円の怪しさ | 時評コラム | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

いまテレビなどで議員や大臣の方々を見ていると、アメリカのGMやAIGのトップを連想してしまう。けっして、議員や大臣の方々が巨額の賞与をもらっていりというわけではないが、どうしても、1082兆円もの負債をかかえた当時者には見えないからだ。


財政赤字カウンター

 

すごい勢いで借金が増えていきますね。怖いですな。日本のバランスシートはかなり歪な感じがしますね。

単に(国民が)知らないだけの問題のようにも思えます。ただ、単に知らないだけならいいのですが、知りたいともまったく思っていない、となると、結構大変な気もします。

選挙制度が理想的に正しく機能している、つまり、きっちり標本化されているのであれば、選挙で選ばれた議員は我々国民の民意の正しいサンプルになる、、はずで、そうすると、彼らをフーリエ変換すると「国民」になるんじゃないでしょうか。 周りくどい言い方をしましたが、「議員や大臣」=「国民」と考えてもいいんじゃないかなーとか思います。つまるところ、議員や大臣が当事者意識がないのは、国民が当事者意識がないからじゃないかなー、と。ずいぶん乱暴な離散化のようにも感じますが。

もうひとつの大きな可能性として、「当事者意識があるような議員はテレビには呼ばれない」という可能性もあります。テレビというか一般企業は、まずは利益最適化が最優先ですから、当たり前で知っておくべきことだけど、あまり聞きたくないようなこと、は視聴率的によろしくないのかも。その場合も、結局、利益=CM提供企業のニーズ=視聴者のニーズという緩やかな構図が類推されて、これも、「国民が知りたくないから」という結論に至りそうで、どうにも私の視野が狭くなっている疑念がわきます。困った。(別に衆愚政治がどうこうって気は全くないのですが。)

まぁ、そんなわけで、まずは、国民のレベルというか意識を上げないと。そりゃあ議員さんだって、バカじゃないでしょうから、「選挙に勝つためには?」というISSUEに対して、「よーし、この国の借金をどうにかすることを政策の柱にして訴えてみよう」なんて思わないですよね。国民が興味を持たない話題で、選挙に勝てるってんなら話は別ですけどね。

(本来は、選挙に勝つのは、本当のISSUEを実現化させるための手段にしか過ぎないハズですが、まぁ、勝たなければ、話にならないってのも現実ですしね。ここら辺は、会社のビジョンと利益の関係と同じですね)

さて、では、国民のリテラシーを上げるにはどうしたらいいんでしょうか?

マスコミ?

まぁまぁ、それは難しいですよね。彼らのISSUEは「視聴者が求める情報を伝える」のが仕事ですから、国民が興味がないことは、ミッションではないですよね。もちろん、社会的な意味はあるかもしれませんが、一企業としては、まぁ、ビジョンも大事だけど、まずメシが食えるということが重要ですよね。別に空気(利益)のために生きてるわけじゃないですが、空気(利益)がなければすぐに死ぬわけですし。さすがに死ぬのはいやですよね。つまり、マスコミが活躍する、というか、できるのは、国民が「知りたい」と思った後ですね。

今の問題は、たぶん、どうやったら国民自身が「知りたい」と思えるか、そして、そう思えるようなレベルまでどうやって持って行くか、ではないでしょうか。

となると、やっぱり、教育かなー、いや、正確には影響かなー、とか思うんですよねぇ。でも、学校の先生が政治を教えて子供が興味を持つか?というと、これもそんな気はしないんですよねぇ。いや、学校の先生を非難している訳ではなく、なんというか、学校は、興味を持った後のステップだと思うんですよ。

というわけで、まずは私が興味を持つこと。それを、誰かに伝えてみること。それを試してみます。我々が次の世代というか子供を、イイ感じで影響(教育じゃなく)していかなければならないと思うんスよ。で、そのためには、まぁ、まずは自分が変わらないとね、と。(自分以外はコントロール不可ですしね)

というか、会社の同僚などとはこういう会話をたまにするんですけどね。ちなみに、30分の昼休み時間で我々がたどり着く結論は、まぁ、なんというか、人権的には結構アウトに近い答えが多いですが。合理を追求するとそこに行っちゃうんですよね。

私の周りには、(私が思うところの)リテラシーが高い人が多くて、なんというか、選挙は本当にちゃんとサンプリングされてるのかなー、とか思いますよ。

0 件のコメント: