2009/05/07

アートなお島

kimokabocha

連休が終わりますね。連休中にやろうと思っていたことが何も手がついていなくて少し自分に不甲斐ない思いを抱いています。明日からがんばろう。

連休中に

   へ行ってきました。

失敗でした。大失敗です。

そもそも、このアートサイトのコンセプトというか福武さんの思いは、

「物や情報が溢れる現代において、都会の喧騒から離れて、心にも身体にも元気を与え、安らぎを感じさせるこの環境の中で、人間が真に”よく生きる”とは何かを考える場所をつくりたい。」(公式HPより抜粋)

でした。もちろん事前に読んでいました。でも全く理解していませんでした。

そう。アレは、ゆっくりと自分を見つめるために作られたのに。連休中のダダ混みの時期に行くとは、なんたる愚行。ヴァカめ!(←子安声で再生してください)

※注;自分に対する戒めですので、他の訪問者をどうこう言うものではございません。人それぞれ、都合もありますし、考えや思いも人それぞれだと考えます。あしからず。

もうね。ダダ混みでした。びっくり。死ぬかと思った。じっくりゆっくり眺めるべきところの作品だったのですが、いっぺんに人が入れるようなものでもないので、順番待ちの列もありますし、一人で何時間もじっくり眺めるのははばかられます。

基本的に田舎ですので、公共交通機関はマイクロバスで、これにギュウギュウ詰めで山道を登ったり降りたりします。かなり体力が必要。かつ、待ち時間も長い。これは仕方ないのですが。レンタサイクルもありますが、あのアップダウンを自転車で行くのは結構大変かも。

マイカーでも上陸できますが、道がとても細いので気をつけないといけないでしょうね。個人的にはマイカーで上陸すればよかったと思っています。バスを待っている時間がとても寒いので。

作品への感想ですが、安藤先生スキスキーの私にとっては、地中美術館はなかなか萌え萌えできました。安藤先生の造形は、理系男子はたぶん萌え萌えできると思いますよ。あぁ、でも、規模はかなり小さい(ように感じられる)ので、物足りないかも。

作品群もなかなか素敵に思えました。タイムタイムレスノータイムなんて、4時間ぐらい眺めてたらきっと何か閃きそうな気がしました。中央の球っころに写りこむ周りの景色がいろいろに変わって、素敵です。一つ目のブタっ鼻がニヤリと笑っているに見えましたよ。なんというか、シンプルで不変な球という存在でありながら、環境の変化によって表層が変わっていくのは人間の本質も同じなんですかねぇ。

モネも素敵でしたよ。絵画自体もそうですが、配置も面白い。部屋の中央に立ってぐーるぐーる回ってみましたよ。

タレルさんの作品は正直ピンと来ませんでした。感じるものが無かったというか。まぁ、それもよいでしょう。

あとは家プロジェクトを見に行きましたが、角屋については、なんとなくメッセージ性を感じましたが、他は正直、何も感じなかったです。いったい何を表現したいのか、何が言いたいのか、作品と私との関係性が全くもってピンとこなかったです。もちろん、意味を求めるのであれば、意味は自分が掘り起こさないといけないのですが、どうも、私の中には当てはまるピースが無いように感じました。次回また見たいとも思いませんでした。

そんなわけで、半分は期待通りで半分は期待外れといった感想です。もともと、過度な期待をすることは(自分が響くか否かという視点で)自信過剰と思うので、それほど(自分に)期待はしていなかったのですが、それでもやっぱり、がっかりしてしまうのは、私が子供っぽいからでしょうかねぇ。

やはり、ここは1週間ほど滞在して、死ぬほどヒマな環境で、魚釣りしたり、鑑賞したりするのが良いように思います。

これがなかなか難しいのですが。

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